屋根塗装のベストシーズンとは?おすすめの季節や注意点を解説

経年劣化で色剥げや剥がれなどの症状が気になり始めたら、屋根の修理のサインです。

できる限り早めの点検を行うことで屋根を大きくリフォームする必要がなく

塗装だけでカバーすることが可能です。

では、屋根塗装のベストシーズンはいつなのでしょうか。

この記事は屋根の塗装におすすめの季節について解説します。

 

屋根塗装のベストシーズンは春と秋

結論から言うと、屋根の塗装のベストシーズンは春と秋です。

ご自身が屋根に上ることを考えてみてほしいのですが、真夏の屋根は暑過ぎますし

冬は濡れていたり積雪があったりと危険です。

そのため屋根の塗装のおすすめの季節は春と秋とされています。

しかし、日本において北海道は例外ですが、関東や西日本の南側などは冬でも温暖な日は多く

積雪や雨天が続かなければ屋根の塗装を実施することもよくあります。

塗装前後はとてもよく乾燥させることが望ましく、自然に乾燥ができる時期で

作業者が作業しやすい温度・気候であればOKです。

補修が必要な状態に関わらず、ベストシーズンではないからと補修の相談すら遅らせることはおすすめしません。

屋根の塗装は早めに行うことで屋根材やその下の建物への雨漏りなどを防ぐことができます。

迷ったら季節に合わせるのではなく、まずは種に関するプロにご相談されることがおすすめです。

 

屋根の塗装が必要な目安とは

「そろそろ我が家も屋根の塗装が必要かも…」

そう感じた時にはすでに屋根の塗装は薄れている状態かもしれません。

屋根の塗装は早めに手を打つためにも、次に紹介する塗装が必要な目安をもとにまずは点検を依頼してください。

 

屋根の塗装目安:汚れやカビが目立つ

屋根の塗装が薄くなってくると、防水機能が低下します。

すると、新築直後には見られなかったカビや汚れが目立つようになります。

防水機能が低下し、汚れが屋根に拡大していくと、屋根の建材や軒下などにも浸透していく可能性があります。

汚れは放置をするのではなく、塗装・補修のサインと知っておきましょう。

 

屋根の塗装目安:屋根材の錆

近年では随分とトタンの屋根は減りましたが、屋根材には今も多くの金属系の素材が使われています。

中でも金属スレートは丈夫さもあって大変人気のある素材です。

金属系の屋根は錆が発生している場合には防水機能の低下が深刻です。

また、錆は外観の劣化を際立たせるので、できる限り早めに塗装工事を行うことがおすすめです。

金属系の屋根材は耐久年数が長く

塗り替えさえすればまだまだ活用できるものが多いので、早めに対策を行いましょう。

 

屋根の塗装目安:剥がれ

屋根の塗装の中でも緊急性の高い劣化は剥がれの症状です。

屋根の塗料にある防水機能や塗膜がいずれも剥がれていることを意味します。

すると、大切な屋根材の素地がむき出しになってしまうのです。

早めに塗装工事を実施し、再度屋根全体を塗装でカバーする必要があります。

経年劣化が進んでいる場合、これまで剥がれの症状は見られなくても

台風・暴風の後には急激に進行することがあるので注意して観察しましょう。

 

屋根の塗装目安:ひび割れ

屋根材にひび割れが見られている場合には

塗料だけではなく屋根材にも傷みが進行している可能性があります。

屋根材のひび割れは放置していると風や地震などで急に落下してくる可能性があり大変危険です。

ひび割れは早急に補修が必要とされています。見つけたらまずは点検を早急に依頼しましょう。

屋根の塗装に関しての目安を紹介しました。

この中には「雨漏り」に関してはあえてピックアップをしていません。

それには次のような理由があります。

 

雨漏りが進行している場合にはリフォームの必要性がある

長年の経年劣化や自然災害の後の屋根の傷みを放置していると

見えない高い位置ではどんどん屋根の劣化が進行している可能性があります。

すると、ある日突然の「雨漏り」を経験する可能性があります。

雨漏りにももちろん屋根塗装で対応できるケースもありますが

すでに屋根材がめくれ飛ばされてしまっている場合には塗装だけでは補修ができません。

新たに屋根自体を張り替える必要が生じます。

できる限り雨漏りの前に塗装工事を行うことが望ましいでしょう。

 

屋根塗装を春・秋に行うメリットとは

早めに屋根の塗装をする場合には、ベストシーズンを選んで塗装を実施可能です。

そこで、塗装に関するおすすめの季節である春と秋のメリットを紹介します。

 

春に屋根塗装をするメリット

春に屋根の塗装をするメリットは、湿度も低く塗料を存分に乾かせることです。

外壁塗装にとっても最適なシーズンです。特に3月後半から5月前半までは雨量も少なく

職人も塗装に最適だと感じています。

ただし、1年間を通して屋根の職人が多忙を極めています。

新築施工件数も伸びるため、補修や塗装工事を新規で請け負えない場合があるので

早めに予約をすることがおすすめです。

冬季の間から見積もりを取得しておくなど、準備をされる方もいます。

 

秋に屋根塗装をするメリット

春と同様に秋も屋根塗装のベストシーズンですが、春と比べると台風が直撃しやすいエリアもあります。

また、9月初旬はまだまだ真夏日の日も多く、塗装の際には作業時間が限られる場合もあります。

おすすめは10月~11月ごろです。

 

屋根の塗装は夏や冬はできないの?

おすすめの塗装の季節は春と秋、と紹介しましたが夏と冬には塗装はできないのでしょうか。

答えはもちろんNOです。

気候のタイミングを合わせれば塗装工事は実施できます。

なお、夏のネックは気温と夕立、冬のネックは塗料が扱える気温が限られることです。

この問題をクリアしていれば塗装工事自体は滞りなく行うことができます。但し、夏や冬はネックとなる事項をクリアにしつつ施工を行う必要があるので、依頼をされる場合には屋根の塗装実績の多い業者へのご依頼がおすすめです。

プロの業者なら季節の問題点を丁寧に洗い出し、塗装の仕上がりにも考慮をしながら工事をしています。

乾きのタイミングも天気を確認しながら丁寧に仕上げているので

まずは点検や見積もりから開始しておまかせしてみてはかがでしょうか。

塗装業者の選定に迷う場合には、複数の屋根塗装業者に見積もりを依頼することもおすすめです。

 

まとめ

この記事では屋根の塗装の際に気になる季節について着目して解説しました。

繰り返しですがベストシーズンの春や夏以外でも、プロによる屋根の塗装は可能です。

少しの傷みでも点検を行うと大きな劣化に至っている場合もあります。

雨漏りなどの大きなトラブルに発展する前に安心の塗装工事を実施しましょう。

まずはお気軽に屋根に関して何でもご相談ください。